玉響の花雫 あなたにもう一度恋を 壱
本当にあれからみんな気持ちよさそうに
リビングで眠ってしまい
風邪をひかないように窓を閉め
日差しが当たらないように
カーテンも閉めてあげたあと
私はウッドデッキのキルトマットに
寝転びながら1人空を眺めていた
気持ちいいな‥‥
気温も温かくてちょうどいいから
ウトウトして寝てしまいそうだ
アルコールが入ってるのもあるけど、
朝も早くて運動もしたから
やっぱり眠い‥‥
纏めていた髪の毛のヘアゴムを解くと、
短くなってしまった長さに指を通し
さっきの筒井さんのことを思い出す
髪の毛を切ってしまったことを知って
どうしたいんだろう‥‥
表向きには伸ばしてた理由は
ないけれど、失恋したから切った。
それが1番の理由だ。
でも結局切ったところで中身は
何も変われてなくて、今だにこうして
ウジウジしてしまっている
一緒に少しでもいられる
チャンスがあるなら飛び込みたいって
いうのが今の私には限界な思いだ。
苦い珈琲も飲めないし、
ビールやワインの美味しさも分からない
筒井さんたちはどうやって
大人になっていったんだろう‥‥
私もあと6年経てば、
同じようになれてるのかな‥‥
そんなことを考えながらも
心地よい風にいつの間にか瞳を閉じた。
「‥‥‥?」
ウッドデッキでそのまま眠って
しまったとこまでは覚えたいだけど、
話し声が聞こえてきたので、
ゆっくりと目を開けると、
さっきまで晴れていたのに
ザーザーに雨が降っていたので
慌てて飛び起きた
嘘‥‥いつの間に?
あんなにいいお天気だったのに‥
『起きたか?フッ‥‥顔に痕が
ついて凄いことになってるぞ?』
えっ?
壁にもたれ、クッションの上に置いた
パソコンで何かをしていた筒井さんが
寝起きの私を見て笑っている
「筒井さん、何してるんですか?
あれ?釣りに行くって」
『雨が降ってきたから中止。
みんな中で映画見てる。
俺は‥‥‥お前の子守り?』
へっ?
こ、子守り?
『こんな外で寝た女を
1人に置いたまま
どこも行けないだろ?雨が降ろうが、
片付けして音出しても起きないから
みんなおまえの赤ちゃんみたいな
寝顔をじーっと見てたぞ?』
「えっ!?そんな‥‥まさか、
つ、筒井さんも見ましたか?」
ヨダレとか垂れてないよね?
口開けて白目とかで寝てないよね?
どうしよう‥‥物凄く恥ずかしい‥
『そんなの決まってるだろ?』
ドキッ
パソコンを閉じると立ち上がり、
ウッドデッキに落ちていたブランケットを私の肩にまたかけてくれた。
『ほらボーッとしてないで風邪ひくから
中に入れ。』
「えっ?あ、は、はい!」
カラカラっとリビングに繋がる
サッシを開けてくれると、
私が中に入るのを待っててくれ
一緒に部屋の中に入った。
リビングで眠ってしまい
風邪をひかないように窓を閉め
日差しが当たらないように
カーテンも閉めてあげたあと
私はウッドデッキのキルトマットに
寝転びながら1人空を眺めていた
気持ちいいな‥‥
気温も温かくてちょうどいいから
ウトウトして寝てしまいそうだ
アルコールが入ってるのもあるけど、
朝も早くて運動もしたから
やっぱり眠い‥‥
纏めていた髪の毛のヘアゴムを解くと、
短くなってしまった長さに指を通し
さっきの筒井さんのことを思い出す
髪の毛を切ってしまったことを知って
どうしたいんだろう‥‥
表向きには伸ばしてた理由は
ないけれど、失恋したから切った。
それが1番の理由だ。
でも結局切ったところで中身は
何も変われてなくて、今だにこうして
ウジウジしてしまっている
一緒に少しでもいられる
チャンスがあるなら飛び込みたいって
いうのが今の私には限界な思いだ。
苦い珈琲も飲めないし、
ビールやワインの美味しさも分からない
筒井さんたちはどうやって
大人になっていったんだろう‥‥
私もあと6年経てば、
同じようになれてるのかな‥‥
そんなことを考えながらも
心地よい風にいつの間にか瞳を閉じた。
「‥‥‥?」
ウッドデッキでそのまま眠って
しまったとこまでは覚えたいだけど、
話し声が聞こえてきたので、
ゆっくりと目を開けると、
さっきまで晴れていたのに
ザーザーに雨が降っていたので
慌てて飛び起きた
嘘‥‥いつの間に?
あんなにいいお天気だったのに‥
『起きたか?フッ‥‥顔に痕が
ついて凄いことになってるぞ?』
えっ?
壁にもたれ、クッションの上に置いた
パソコンで何かをしていた筒井さんが
寝起きの私を見て笑っている
「筒井さん、何してるんですか?
あれ?釣りに行くって」
『雨が降ってきたから中止。
みんな中で映画見てる。
俺は‥‥‥お前の子守り?』
へっ?
こ、子守り?
『こんな外で寝た女を
1人に置いたまま
どこも行けないだろ?雨が降ろうが、
片付けして音出しても起きないから
みんなおまえの赤ちゃんみたいな
寝顔をじーっと見てたぞ?』
「えっ!?そんな‥‥まさか、
つ、筒井さんも見ましたか?」
ヨダレとか垂れてないよね?
口開けて白目とかで寝てないよね?
どうしよう‥‥物凄く恥ずかしい‥
『そんなの決まってるだろ?』
ドキッ
パソコンを閉じると立ち上がり、
ウッドデッキに落ちていたブランケットを私の肩にまたかけてくれた。
『ほらボーッとしてないで風邪ひくから
中に入れ。』
「えっ?あ、は、はい!」
カラカラっとリビングに繋がる
サッシを開けてくれると、
私が中に入るのを待っててくれ
一緒に部屋の中に入った。