玉響の花雫 あなたにもう一度恋を 壱
せっかくのお休みなのに、
飲めないなんて可哀想だから
そろそろ帰ろうと思ってたとこだ。
『えー霞ちゃんここに
泊まってけばいいのに。ねぇ?』
「蓮見さん何言ってるんですか?
そんなの無理ですから。
筒井さん誘っていただいて
ありがとうございます。
楽しかったです。亮さんも
カレーご馳走様です。」
立ち上がってからお辞儀をすると
鞄を持って玄関へ向かう。
どんなレストランよりも
最高に美味しく頂けたから
明日からまた頑張れそうだ
サンダルを履いてからドアノブに
手を掛けようとしたら、肩を後ろに
引っ張られてしまった
『送ってく。』
「そんな、皆さんと」
『あんなのいつでも出来る‥‥。
それよりお前を1人で帰すほうが
心配で飲めるわけないだろ?』
筒井さん‥‥
『あーー亮くん見てーなんか
知らないうちにイチャイチャして
る気がするんだけどぉ?』
『フッ‥。行くぞ。
亮!鍵閉めてから帰れよ?』
『おう!井崎さんまたね。』
筒井さんが車のキーを手に取ると
私の手を握りドアを開けた。
うちまで送ってくれた後、
傷の手当てをすると言い
さっとシャワーを浴びると
本当に傷の手当てをしてくれ、
あろうことか私の髪の毛まで
乾かしてくれた。
「筒井さん、遅くなってしまうので
もう帰られた方がいいです。
自分でやれますから。」
私の後ろに座り、筒井さんの
膝を折り曲げ広げた足の間に
前を向いて座っていた私は
ドライヤーの途中で筒井さんに
話しかけた。
誰かに髪の毛なんか乾かしてもらうの
美容院以外でない気がする
撫でられながら乾かしてもらうと
眠くなってしまいウトウトしてきたのだ
私はこのまま眠れるけど、
筒井さんは運転しないといけないし、
私なんかよりも想像できないくらい
仕事も忙しいはずだから
スイッチをカチッと切られたので
そのまま振り返ろうとしたら、
後ろから抱き締められ、鎖骨の辺りと
お腹に筒井さんの腕が回された
「筒井さ‥ヒャッ!!」
首の後ろに筒井さんが唇を
触れさせたのか驚いて変な声が
出てしまう
『細いな‥‥‥』
「ンッ‥‥ンンッ」
抱き締められたまま這わす生温かい
舌の感触に、心臓が破れてしまい
そうなほどバクバクと音を鳴らし
声が出てしまうから
両手で口元を押さえる
どうしよう‥‥なんかこのままだと‥
『フッ‥。怪我人だから今はこれだけ。
こっち向いて‥。』
えっ?
そんなの恥ずかしくて向けるわけも
ない私の顎を取られると、そのまま
とろけるような深いキスを落として
筒井さんは帰って行った。
飲めないなんて可哀想だから
そろそろ帰ろうと思ってたとこだ。
『えー霞ちゃんここに
泊まってけばいいのに。ねぇ?』
「蓮見さん何言ってるんですか?
そんなの無理ですから。
筒井さん誘っていただいて
ありがとうございます。
楽しかったです。亮さんも
カレーご馳走様です。」
立ち上がってからお辞儀をすると
鞄を持って玄関へ向かう。
どんなレストランよりも
最高に美味しく頂けたから
明日からまた頑張れそうだ
サンダルを履いてからドアノブに
手を掛けようとしたら、肩を後ろに
引っ張られてしまった
『送ってく。』
「そんな、皆さんと」
『あんなのいつでも出来る‥‥。
それよりお前を1人で帰すほうが
心配で飲めるわけないだろ?』
筒井さん‥‥
『あーー亮くん見てーなんか
知らないうちにイチャイチャして
る気がするんだけどぉ?』
『フッ‥。行くぞ。
亮!鍵閉めてから帰れよ?』
『おう!井崎さんまたね。』
筒井さんが車のキーを手に取ると
私の手を握りドアを開けた。
うちまで送ってくれた後、
傷の手当てをすると言い
さっとシャワーを浴びると
本当に傷の手当てをしてくれ、
あろうことか私の髪の毛まで
乾かしてくれた。
「筒井さん、遅くなってしまうので
もう帰られた方がいいです。
自分でやれますから。」
私の後ろに座り、筒井さんの
膝を折り曲げ広げた足の間に
前を向いて座っていた私は
ドライヤーの途中で筒井さんに
話しかけた。
誰かに髪の毛なんか乾かしてもらうの
美容院以外でない気がする
撫でられながら乾かしてもらうと
眠くなってしまいウトウトしてきたのだ
私はこのまま眠れるけど、
筒井さんは運転しないといけないし、
私なんかよりも想像できないくらい
仕事も忙しいはずだから
スイッチをカチッと切られたので
そのまま振り返ろうとしたら、
後ろから抱き締められ、鎖骨の辺りと
お腹に筒井さんの腕が回された
「筒井さ‥ヒャッ!!」
首の後ろに筒井さんが唇を
触れさせたのか驚いて変な声が
出てしまう
『細いな‥‥‥』
「ンッ‥‥ンンッ」
抱き締められたまま這わす生温かい
舌の感触に、心臓が破れてしまい
そうなほどバクバクと音を鳴らし
声が出てしまうから
両手で口元を押さえる
どうしよう‥‥なんかこのままだと‥
『フッ‥。怪我人だから今はこれだけ。
こっち向いて‥。』
えっ?
そんなの恥ずかしくて向けるわけも
ない私の顎を取られると、そのまま
とろけるような深いキスを落として
筒井さんは帰って行った。