クールなエリート外交官の独占欲に火がついて 〜交際0日な私たちの幸せ演技婚〜
 優しく愛しい腰つきは、やがて私の中に昂ぶりを差し込む。蕩けるように何度も突き動かされて、その度に甘い声が漏れた。

 ベッドの上、祐駕くんは私の両指を絡めるように握ってくる。同時に、胸の奥まで絡め取られたみたいな、一途な想いを感じて幸せで満たされる。

 彼の体温に溺れ、その愛しい熱に、身体を委ねる。
 再び雪の降り出した静かな異国の夜、私たちは何度もひとつに溶け合った。
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