星と龍
もう帰りてぇ。帰っていいかな。自己紹介終わったらサボろ。
そんなこんなで歩いていると教室に着いた。
彗「俺が呼んだら入ってこいよー」
沙「はい。」
ガラガラ
なんか言えよ。俺みて固まんなよ
ク女「きゃー!イケメン!」
ク男「綺麗!俺と付き合おう!」
なんなんだ、、これ
うざ、心底気色悪い。てか男にまで綺麗って言われても嬉しくねぇよ。女もどうせ顔しかみてねーしな。まじでうざいな。
つーか俺は見せもんかよ。俺の自己紹介はどうなってんだ、、、?
てかなんか席めっちゃあいてね?
席他に空いてなさそうだし、俺の席はあそこのどっかだけど、、なんか疎に席空いてんな。
まあそんな固まって人が空席なんてそうそう」ぇしな。まあいい。てか早く座りてぇ。
彗「あ、八城、自己紹介。」
言うのおそ。
沙「八城沙夜といいます。よろしく。」
よろしくなんて言ってるけどよろしくする気はゼロに決まってる。まあ第一印象は大切だからな。人当たり良さそうにしとくか。つっても適度に良さそうくらいにしねぇとな。
彗「えー、じゃあ仲良くするように。八城の席は窓側の後ろから二番目な。あと俺の授業以外は別にサボってもいいぜ。まあ受けんのが一番だけどな。」
サボっていいとか教員が言うなよ。勿論サボるけど。勉強は出来るからいい。勉強なんて『研究室』でやらされた。
ああ、『研究室』のことを考えると『マスター』の事を思い出してしまった。嫌な思い出だ。早く座ろ。
そうして俺は考え事をしていたからか、
「やばい、イケメンだ。あたし惚れるかも。」
「え、俺も。男に恋しそうだぜ。俺。」
というクラスメイトの会話に気が付かなかった。
あ、あそこか、、、って周りの席空白すぎじゃね?まあいいけど。不良高なら席の一つや二つ空いてたって良いか。
そして席についた俺が真面目に授業を受けるはずもなく、寝ようとしたら何かが入ってきた。
?「おはようございます!遅刻しました!」
?「おはようございます。」
?「すみません。遅刻してしまいました。」
?「、、ざ、、ます。」
?「おはようございますーー。」
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