星空の海に溺れる
目を覚ましたら、広い草原の上だった。

なぜ、私はこんなところにいるのだろう。

痛む腰をなんとか起こし、空を見上げる。

すると、満点の星空が広がっていた。


只今の時刻、午前1時。

ーそうだ。思い出した。

私は数時間前、ひとりで家を飛び出したのだ。

ありったけのお金を握りしめ、電車に乗り込んだのをかすかに覚えている。

なぜ家を飛び出したのだのかは、よく覚えていない。

ただひとつわかるのは、ここは


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