名門の魔法学校を首席で卒業した私、「女のくせに生意気だ」という理由で婚約破棄される〜代わりにもらってくれたのは、入学からずっと首席争いをしていた次席のライバル王子でした〜
第七話 「祝賀会に行ってきます」
初めての開拓作戦の手伝いから、およそ二ヶ月が経過した。
あれから私は多くの開拓作戦の手伝いを頼まれた。
森の開拓を進めるために、戦いで荒れてしまった場所を魔法で綺麗に均したり。
ピートモス領の北部に位置する鉱山で、開拓を妨げている岩の形の魔物を倒したり。
坑道の整備のために魔法で鉱山を掃除したり、安全に鉱山を掘り進めたり。
それらの作戦はすべて成功している。
目に見えて領地の開拓も進んでいて、我ながら十分な活躍ができていると思う。
この調子で活躍を続けていって、ディルに見限られないようにしないとね。
下手をして婚約解消をされてしまったら、実家への援助をしてもらえなくなってしまうから。
ちなみに開拓兵の人たちとも少しずつ仲が良くなっている。
度々称賛の声をくれるし、屋敷内で会ったら挨拶もしてくれるようになったし、最近では魔法の指南を頼んでくる人もいる。
人に教えられる自信がないから断っているけど、少しずつみんなに力を認めてもらえているみたいでよかった。
そして今日も今日とて、書斎でのんびりと魔導書を読んでいると……
「ローズマリー、少しいいかな?」
「んっ? どうしたのディル?」
お昼下がりの頃に、不意にディルが訪ねてきた。
あれから私は多くの開拓作戦の手伝いを頼まれた。
森の開拓を進めるために、戦いで荒れてしまった場所を魔法で綺麗に均したり。
ピートモス領の北部に位置する鉱山で、開拓を妨げている岩の形の魔物を倒したり。
坑道の整備のために魔法で鉱山を掃除したり、安全に鉱山を掘り進めたり。
それらの作戦はすべて成功している。
目に見えて領地の開拓も進んでいて、我ながら十分な活躍ができていると思う。
この調子で活躍を続けていって、ディルに見限られないようにしないとね。
下手をして婚約解消をされてしまったら、実家への援助をしてもらえなくなってしまうから。
ちなみに開拓兵の人たちとも少しずつ仲が良くなっている。
度々称賛の声をくれるし、屋敷内で会ったら挨拶もしてくれるようになったし、最近では魔法の指南を頼んでくる人もいる。
人に教えられる自信がないから断っているけど、少しずつみんなに力を認めてもらえているみたいでよかった。
そして今日も今日とて、書斎でのんびりと魔導書を読んでいると……
「ローズマリー、少しいいかな?」
「んっ? どうしたのディル?」
お昼下がりの頃に、不意にディルが訪ねてきた。