2人の夢

蓮side

蓮side

体育が始まって、様子を見てたら、蒼がバスケをしているのが見えた。
蓮「あいつ、何してんだよ。体育すんなって言ったのに。」
体育が始まって20分くらい経った。フラフラと体育館から出る蒼が見えて、急いで先生と海に伝えて、後を追う。
体育館横のベンチで息苦しそうに呼吸をしている蒼がいた。
ゼーゼー、ヒューヒュー…
苦しそうな呼吸音が近づくと聞こえる。
蓮「蒼!」
蒼「れ、、、ん、、ゼーゼー、、ヒュー、、、ハァハァ、ご、め、、ん、、」
蓮「蒼これ吸って。」
ポケットから、吸入器を出して吸わせる。父さんから蒼用に一個預かってて、具合悪そうな時はいつも一応ポッケに入れている。
蒼「ん…ハァハァ…ゼー…ハー…ゼー…ゼー…スーゼー…」
吸入して少しして落ち着いてきた。落ち着くまで背中をさする。
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