2人の夢
蓮「はぁ?お前体育の前に発作出てたのに体育したの?そんな時に体育したら自殺行為だろ。馬鹿なの?体調悪い時は体育しない約束だし、具合悪くなったり発作起きたらすぐにいう約束だろ?どんだけ心配かけたと思ってるんだよ。」
言ってることに間違いないから言い返せない。ごめんしか言えない。
蒼「ごめん、グスッ…」
自分が悪いんだけど、怖くて涙出る。
蓮「次から言うって約束できる?」
蒼「グスッ…グスッ…心配かけたくない…迷惑かけたくない…グスッ」
蓮「わかってる。蒼の気持ちはわかってる。でも、迷惑じゃないよ、蒼を助けたいし、蒼がいないと俺生きていけない。だから、もう隠さないで?蒼を失うのが怖い…」
目の前で何が起きてるかわからなかった。蓮が…泣いてる…
蒼「え、蓮泣かないで?私ここにいるよ?大丈夫だよ?」
蓮「いや、ごめっ、泣くつもりなんてっ…かっこ悪くてごめん…グスッ」
言われて泣いてることに気付いたみたいだ。
蓮が泣いてることに驚いた。蓮の涙なんてここ何年も見てない…相手のためを思った行動がこんなに苦しめてると思わなかった。
蒼「ごめん…もう隠さないから!ごめんね?大丈夫だから、蓮はいつもかっこいいよ?」
蓮「俺、無理ばっかする蒼がいつか死んじゃうんじゃないかって怖くて、、、お願いだから、もう無理しないって約束して?苦しい時は俺に助け求めて?」
蒼「うん…わかった。ごめん…」
自分がしてたことが最低なことだと気づいた。大切な人をこういう話で泣かせるって自分最低だ…
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