2人の夢
学校

蒼side

蒼side

ピピピ、ピピピ、、、
目覚まし音が部屋に響く。
蒼「うーん。あー、朝だ。起きなきゃ…」
重い身体を無理矢理起こす。

1ヶ月前に育ててくれたおばあちゃんが亡くなった。悲しかったけど、覚悟はしてたし、お別れも言えた。 3ヶ月前からおばあちゃんは入院してた。その間、お母さんの妹の美希おばさんが面倒を見てくれた。
おばあちゃんが亡くなって、美希おばさんが一緒に暮らさないかって言ってくれたけど、断った。おばさんは、仕事の都合で海外で暮らしてるから、一緒に住むなら海外に行くしかない。私は、この家を離れたくなかったから、おばさんを説得してここに住むのを許してもらった。おばさんは私の身体が心配みたい。元々強くない私の身体だけど、ここ3年風邪は時折ひくけど、普通の人並みに強くなって発作も出てないから、渋々だったけど、納得してくれた。そんな叔母さんも2週間前に仕事の都合で帰っていった。

これからは1人で生きていかないと!
って思ってるのに、
蒼「しんどい…」
久しぶりの体調不良。頭痛いし、怠いし、息苦しい…
ベッドから立つ時ふらっとして倒れそうになったけど、なんとか立てた。
ブレザータイプの制服に身を通して、学校の準備をする。体調悪いからいつもより準備に時間がかかる。そろそろ蓮が来ちゃう…
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