2人の夢

蓮「そっか…んー、病院行こ?」
蒼「やだ。」
蓮「辛いのは蒼だよ?」
蒼「お願い…」
うるうるした目で見てくる。
蓮「んー、じゃ、38度超えたら病院ね?とにかく、今日は学校休むよ。俺看病するから。」
蒼「え。大丈夫だよ。学校行ける。蓮も学校行って?」
蓮「無理だと思うよ?蒼立ってみ?」
蒼「余裕だよ。」
蒼が立とうとするがフラフラして倒れそうなところを俺に支えられる。
蓮「ほらな。熱あって吐いた後とか発作後だと蒼立てないから。前より入院して体力落ちてるんだから、無理しないこと。学校は休みね。俺親と兄ちゃんに言ってくるから、寝て待ってて?すぐ来るけどなんかあったら電話して?」

一瞬家に帰り、父さんは仕事でいないため、母に伝え、休む許可をもらい蒼の分と2人分学校に連絡してもらう。
紗「わかったわ。本当はあなたには学校に行って欲しいし、私が行ってもいいんだけど、今日外せない会議もあるし、今の蒼ちゃんにはあなたの支えが必要だものね。」
話の早い母でありがたい。
兄ちゃんはまだ寝てるから、部屋をノックして入る。
蓮「兄ちゃん入るよ?」
奏「ん〜どうした〜?」
事情を説明すると、さっきまで眠そうな顔が真面目な顔になる。
奏「そっか。病院いやだよな。でも、俺一回今から診察だけ行こうかな。」
蓮「じゃ、兄ちゃん着替える間、俺氷枕とか準備するね!」

蒼の家に戻り氷枕と飲み物と食べれそうなものを準備し、兄ちゃんと蒼の部屋に行く。
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