夜の声


短い昼休みは


すぐに

終わり


彼女は立ち上がる


半分も食べられなかった

トレーを見下ろして


『照り焼きチキンサンドなら


食べられるかなぁ』




笑った



あの店で

1番

好きだったことを

言われるまで

忘れていた



ゴミを捨てて

非常階段へ歩く彼女は

手をあげて



またくるね


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