夜の声

ポプラに雪がつもり
まるで巨大なクリスマスツリー


整然とならぶその高い木々は
一体何年
ここで生きているのだろう

救急車の音が近くなる

この音にも慣れて

でも聞くたびに

ギターのコードに当て嵌めてみる
癖は抜けない


近付いてくる時
遠ざかる時

半音あがるその音すら
音楽にかわる
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