ずっと君と、桜を見ていたい――❀.*゚
彼女は放心状態になった。それから、はっとして顔を赤らめて『なります』と返事をしてくれた。
泣きそうになったけれど、涙をこらえた。
実際出会ってからはかなり経つものの、こうやって一緒に話をした時間は、まだほんのわずかだ。
だけど、イメージは沸いた。
建てる家は、外観も内観も彼女に選んでもらって、彼女の好みな家がいい。
家を建てたら、桜の花が咲く時期は毎日庭でお花見をして、毎日笑って桃音ちゃんと過ごして……。明るい未来の想像が、桜の花びらと共に、一気にシャワーのように降ってきた。
この桜がここにある理由は、僕と桃音ちゃんだけが知っている。
そしてこの桜の木は、僕と彼女が初めて一緒に過ごした日も知っていて、これからの僕たちも知ることになるだろう。そんな桜の木を僕は、桃音ちゃんとずっと一緒に眺めていたい。
永遠に――。
彼女と目を合わせた。
一緒に、はにかんで笑った。
❀.*゚
泣きそうになったけれど、涙をこらえた。
実際出会ってからはかなり経つものの、こうやって一緒に話をした時間は、まだほんのわずかだ。
だけど、イメージは沸いた。
建てる家は、外観も内観も彼女に選んでもらって、彼女の好みな家がいい。
家を建てたら、桜の花が咲く時期は毎日庭でお花見をして、毎日笑って桃音ちゃんと過ごして……。明るい未来の想像が、桜の花びらと共に、一気にシャワーのように降ってきた。
この桜がここにある理由は、僕と桃音ちゃんだけが知っている。
そしてこの桜の木は、僕と彼女が初めて一緒に過ごした日も知っていて、これからの僕たちも知ることになるだろう。そんな桜の木を僕は、桃音ちゃんとずっと一緒に眺めていたい。
永遠に――。
彼女と目を合わせた。
一緒に、はにかんで笑った。
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