ずっと君と、桜を見ていたい――❀.*゚
次の日、彼女がいつものように外を見つめていたから、彼女と目が合った時、勇気を出して実行してみた。手が震えすぎたけれど、なんとか出来た。
彼女は『桜、好き』と口を動かしながら手話で返してくれた。そして、桜みたいに優しく微笑んでくれた。
――ドキッとした。
僕は彼女と、初めて言葉の交流をすると、顔が熱くなってきた。心臓の音も早くなってくる。どうしよう――。
僕は恥ずかしくなって……シロを抱っこして逃げた。
多分彼女は逃げた僕の姿を見て、不思議な気持ちでいっぱいだろう。僕も微笑み返せば良かった。でもそんな心の余裕はなく、むしろひどい表情を彼女に向けてしまったと思う。
「はぁ、どうして逃げたんだろう僕……」と部屋の中でひとりごとを呟いた。
でも、彼女は桜が好きなんだということが分かった。
魔法を使う決心をした。
彼女は『桜、好き』と口を動かしながら手話で返してくれた。そして、桜みたいに優しく微笑んでくれた。
――ドキッとした。
僕は彼女と、初めて言葉の交流をすると、顔が熱くなってきた。心臓の音も早くなってくる。どうしよう――。
僕は恥ずかしくなって……シロを抱っこして逃げた。
多分彼女は逃げた僕の姿を見て、不思議な気持ちでいっぱいだろう。僕も微笑み返せば良かった。でもそんな心の余裕はなく、むしろひどい表情を彼女に向けてしまったと思う。
「はぁ、どうして逃げたんだろう僕……」と部屋の中でひとりごとを呟いた。
でも、彼女は桜が好きなんだということが分かった。
魔法を使う決心をした。