ずっと君と、桜を見ていたい――❀.*゚
シロが彼女の所へ行くと、彼女は笑顔でシロの頭をなでる。
僕は桜の方を指さし、彼女に目で合図すると、空き地の草むらの中に入っていく。かゆくならないかな?と彼女の足元を見ると、ちょっとだけ草が足にかかっていた。
大丈夫?って聞きたいけれど聞く方法が分からない。
だけど、昨日は気が付かなかったけれど、桜の木周辺だけ草はなくなっていた。
かゆくなるのは大丈夫そうだ。
ところで、彼女とはどうやって会話をしよう? 他の手話を知らない。それに僕は、元々上手く人と会話が出来ないし。
そう考えていると、彼女はスマホを出して、何か文字を打ち出した。
『朝ご飯、食べた?』
僕はスマホも家だし、ペンも紙もない。それに気がついてくれたのか、彼女はアイコンタクトをしてスマホを貸してくれた。
『まだだよ』
そう文字を打つと彼女は『待ってて』と打ち、家に戻っていく。
そっか、こうやって会話が出来るのか……。
僕は桜の方を指さし、彼女に目で合図すると、空き地の草むらの中に入っていく。かゆくならないかな?と彼女の足元を見ると、ちょっとだけ草が足にかかっていた。
大丈夫?って聞きたいけれど聞く方法が分からない。
だけど、昨日は気が付かなかったけれど、桜の木周辺だけ草はなくなっていた。
かゆくなるのは大丈夫そうだ。
ところで、彼女とはどうやって会話をしよう? 他の手話を知らない。それに僕は、元々上手く人と会話が出来ないし。
そう考えていると、彼女はスマホを出して、何か文字を打ち出した。
『朝ご飯、食べた?』
僕はスマホも家だし、ペンも紙もない。それに気がついてくれたのか、彼女はアイコンタクトをしてスマホを貸してくれた。
『まだだよ』
そう文字を打つと彼女は『待ってて』と打ち、家に戻っていく。
そっか、こうやって会話が出来るのか……。