ロイヤルストレート
「瑠梨はドコ中?ってか本気で俺達の事知らないの?」
達也は欠伸をしたあと、ちょっと真剣な顔で言った。
「うち外国にいたんだよね、だから知らないの。3人は有名なの!??あっモデルとか!」
1人納得する瑠梨。
「はははっ。モデルか、ちょっと違うかな。有名だけど。」
達也くんは笑いまくる。
「俺と夏樹はケンカでここらでは負けなし。暴力団にも勝ったからちょっと怖がられてる。亜姫は俺らの幼なじみだから。それにあいつ口悪いし」
ちょっと笑いそうになりながら
言う達也くん。
達也くんと夏樹くんはカッコイいのに
美形なのに!!ケンカが強いなんて
亜姫は…いい子。
「顔に傷ついたらどうするの!!もうケンカしたらだめだよ」
うちが勢いよく
こう言うと
「………初めて。これ言っても逃げないやつ」
最初は凄い目を大きくして
ビックリしていたけど、
少し顔を逸らしながら
達也くんは頭を撫でてきた。
「子供扱いしな~い」
男の子にこんな事されたことなくて
恥ずかしいよ////
「あっ…」
達也くんが見てる方を見ると
亜姫と夏樹くんが戻ってきた。