ズタズタに傷ついた私に滾る溺愛をくれたのは、美しい裸身の死神でした
柔らかな舌が凛の舌先を探り当て、絡め合わせ、引いたかと思うとまた食むような大胆なキスで唇を濡らされた。

破裂しそうな激しい鼓動が、呼吸を狂わせる。

死神の手が体に触れたとたんに、みぞおちに渦巻く熱の塊が、お腹の下へ通りていくような感覚が起こり、その熱は両足のあわいを濡らす熱い蜜になって体の外へとあふれ出た。

死神は凛の唇を柔らかく吸ったり、くすぐるように触れたりしながら、乳房を掴んでは放した。


死神の手がお腹を滑り下り、ショーツの下に長いしなやかな指が侵入してくる。

「あ・・・だめっ」
「だめなのか、ここが」
「そうじゃなくて・・・」
「じゃあ、どうなんだ?」
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