ズタズタに傷ついた私に滾る溺愛をくれたのは、美しい裸身の死神でした
凛は顔を真っ赤に染めながら喘いだ。

「そんな顔をして・・・お前はなんていやらしい女なんだ」

愛撫を受けながら、死神と見つめ合う。青みを帯びた漆黒の瞳に、欲情の炎が灯っている。

「俺の体も、どうにかなりそうだ。爆発しそうになっている」

死神はくっきり美しい眉をかすかにゆがめた。

「お前がそんな反応をするせいで、俺のここがこんなに・・・どうしてくれるんだ」

死神は凛の手を取り導いた。恐る恐る、撫で上げてみる。
死神は怯えるような顔をした後、恍惚に身を任せるように目を閉じた。
死神だと名乗る男は、自分の体の生理的な反応に戸惑っていた。
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