透明なフォトブラフ
沙月 side
四月。
満開の桜が咲いたこの日に、高校の入学式を迎えた。
初めて袖を通す制服は、まだぎこちない。
「緊張する…」
姿見に映った自分の姿を見てつぶやいた。
小さい頃から、人見知りが激しい私は、自分から中々話しかけることができない。
不安を抱えて家を出た。
「沙月、おはよ」
隣の家から幼馴染の星野薫が出てきた。
「目の下にクマできてるけど」
「昨日あんまりなれなかったから」
満開の桜が咲いたこの日に、高校の入学式を迎えた。
初めて袖を通す制服は、まだぎこちない。
「緊張する…」
姿見に映った自分の姿を見てつぶやいた。
小さい頃から、人見知りが激しい私は、自分から中々話しかけることができない。
不安を抱えて家を出た。
「沙月、おはよ」
隣の家から幼馴染の星野薫が出てきた。
「目の下にクマできてるけど」
「昨日あんまりなれなかったから」
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