透明なフォトブラフ
「ありがとうございます」

私はお礼を言って頭を下げた。


部室に戻ると、あと5分くらいで下校の時間になるところだった。

続きはまた今度にして、帰る準備をした。


高校に入学してもうすぐひと月になる。

初めの頃は緊張して不安もあったが、徐々に慣れてきた。

宮沢さんとも仲良くなることができた。

綺麗な赤い夕陽が街を照らしていた。

明日も楽しい1日になるように私は心の中で願った。
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