身代わりから始まる恋 〜白い悪魔の正体は甘くて優しい白馬の王子!?〜
「俺、君の弱みにつけこむ形で交際を申し込んだから、卑怯だなって思ってた。君の気持ちが聞けてうれしい」
「つけこんでなんてない」
断じて、そんなことはない。
香蓮は顔を上げてまっすぐに彼を見た。力強い彼の目が、彼女を甘く見つめ返す。
雄聖のときには感じたことのない炎が胸に湧いた。それは熱く彼女を焦がし、急き立てる。
「香蓮って呼んでいい?」
「いいよ」
「じゃあ俺のことは澄玲って呼んで」
「うん」
そんな会話すら、香蓮の耳には甘く響く。
「香蓮、キスしていい?」
澄玲の言葉に、香蓮は目を閉じた。
彼の唇が軽くやわらかく触れて、ゆっくりと離れた。
目を開けると、彼はまた香蓮を見つめていた。
「好きだ」
陶酔したような彼の声に、香蓮は思わず目を閉じた。
一度離れた唇が、再び香蓮を奪う。
今度は深く熱く情熱的に彼女を愛する。香蓮の意識のすべてがキスに集中した。彼を少しでも長く感じようと、必死で彼にしがみつく。
長く長く、何度も角度を変えて味わうように唇を重ね合う。少しでも離れているのが許せないかのように、愛のすべてをこの瞬間に伝えるかのように。
「つけこんでなんてない」
断じて、そんなことはない。
香蓮は顔を上げてまっすぐに彼を見た。力強い彼の目が、彼女を甘く見つめ返す。
雄聖のときには感じたことのない炎が胸に湧いた。それは熱く彼女を焦がし、急き立てる。
「香蓮って呼んでいい?」
「いいよ」
「じゃあ俺のことは澄玲って呼んで」
「うん」
そんな会話すら、香蓮の耳には甘く響く。
「香蓮、キスしていい?」
澄玲の言葉に、香蓮は目を閉じた。
彼の唇が軽くやわらかく触れて、ゆっくりと離れた。
目を開けると、彼はまた香蓮を見つめていた。
「好きだ」
陶酔したような彼の声に、香蓮は思わず目を閉じた。
一度離れた唇が、再び香蓮を奪う。
今度は深く熱く情熱的に彼女を愛する。香蓮の意識のすべてがキスに集中した。彼を少しでも長く感じようと、必死で彼にしがみつく。
長く長く、何度も角度を変えて味わうように唇を重ね合う。少しでも離れているのが許せないかのように、愛のすべてをこの瞬間に伝えるかのように。