ヂラノ
福岡の家は宝永町の郵便局の隣で、昭和小への道のりの途中だ。

伯父の藤次は去年、交通事故で左足の自由が効かなくなっていた。

奥さん(加世)と娘の田鶴(たづる)の三人家族なので、竜也は荷物運びを手伝うつもりだ。

田鶴(たづる)は竜也の二つ上で、高知大教育学部一年生だ。

成績の悪い竜也の勉強をよく見てくれたお陰で、竜也は何とか県立小津高に入れた。

福岡の家に着く頃には、街路樹の枝が折れて飛ぶ程の強風になっていた。






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