不本意ですが、天才パイロットから求婚されています~お見合いしたら容赦ない溺愛に包まれました~【極甘婚シリーズ】
祖母と兄、雪乃さんがいて毎日楽しく過ごしているけれど、両親がいたらもっと幸せだったのかもしれない。
もしもの話をしたって仕方がないことだってわかってはいるけれど、こうして写真を見ていると、どうしても両親が生きていたら……と考えてしまうよ。
アルバムを閉じて寝ようとした時、メッセージが一件届いた。確認すると大翔からで【体調はどうだ? もし起きていたら連絡してほしい】と綴られていた。
メッセージを返信すればいいのに、無性に寝る前に大翔の声が聞きたくなり、思い切って電話をかけた。
するとワンコールで出てくれた。
『起きていたんだな、体調は大丈夫か?』
開口一番に心配する言葉をかけられ、胸がきゅんとなる。
「うん、大丈夫。今日は送ってくれてありがとう」
『恋人として当然のことをしたまでだ。お礼を言うことじゃない』
大翔らしい返しに、頬が緩む。
『二週間後なんだけどさ、シフトを見たらフライトで病院に付き添えそうにないんだ。ごめん』
「ううん、そんな。平気だよ、気にしないで」
しかし大翔は気にしているようで、なかなか言葉が返ってこない。
『次の病院の予定がわかったらすぐ教えてくれ。それと、受診した際はどんな感じだったのかすべて報告すること』
あまりの過保護ぶりに「心配しすぎ」と言ってしまった。
もしもの話をしたって仕方がないことだってわかってはいるけれど、こうして写真を見ていると、どうしても両親が生きていたら……と考えてしまうよ。
アルバムを閉じて寝ようとした時、メッセージが一件届いた。確認すると大翔からで【体調はどうだ? もし起きていたら連絡してほしい】と綴られていた。
メッセージを返信すればいいのに、無性に寝る前に大翔の声が聞きたくなり、思い切って電話をかけた。
するとワンコールで出てくれた。
『起きていたんだな、体調は大丈夫か?』
開口一番に心配する言葉をかけられ、胸がきゅんとなる。
「うん、大丈夫。今日は送ってくれてありがとう」
『恋人として当然のことをしたまでだ。お礼を言うことじゃない』
大翔らしい返しに、頬が緩む。
『二週間後なんだけどさ、シフトを見たらフライトで病院に付き添えそうにないんだ。ごめん』
「ううん、そんな。平気だよ、気にしないで」
しかし大翔は気にしているようで、なかなか言葉が返ってこない。
『次の病院の予定がわかったらすぐ教えてくれ。それと、受診した際はどんな感じだったのかすべて報告すること』
あまりの過保護ぶりに「心配しすぎ」と言ってしまった。