不本意ですが、天才パイロットから求婚されています~お見合いしたら容赦ない溺愛に包まれました~【極甘婚シリーズ】
私の記憶が戻ったら、抱くって言ったよね? 記憶は戻ったし、ずっと想い続けてくれたという彼の気持ちが嬉しくて、もっと一緒にいたい。
たくさん触れてほしいと思うのは、はしたないことだろうか。私から誘ったら嫌われてしまう?
様々な考えが頭の中を巡っていく。
だけど、大翔は今まで記憶のない私に想いを伝え続けてくれた。だから今度は私の番じゃないだろうか。
恥ずかしい、嫌われるかもなんて思わないで、自分の思いを素直に伝え続けるべきだ。
小さく深呼吸をして彼の部屋へ向かおうと歩き出したが、すぐに足が止まる。
とっくに部屋に入っていると思っていた大翔が、ドアに寄りかかって私を待っていたのだから。
「え、大翔?」
驚く私に向かって彼は両手を広げた。
「よかった、このまま俺のところに来てくれなかったらどうしようかと思った」
「なによ、それ」
なんて悪態をつきながらも、私は彼の胸の中に飛び込んだ。
「もっと大翔と一緒にいたい」
「あぁ、俺もだ」
そう言うと大翔は軽々と私を抱き上げ、部屋のドアを開けて中に入る。明かりを灯した彼は真っ直ぐにベッドルームへ向かった。
心臓が高鳴る中、大翔は優しく私をベッドに下ろす。そしてすぐに覆い被さってきた。
「桜花……」
たくさん触れてほしいと思うのは、はしたないことだろうか。私から誘ったら嫌われてしまう?
様々な考えが頭の中を巡っていく。
だけど、大翔は今まで記憶のない私に想いを伝え続けてくれた。だから今度は私の番じゃないだろうか。
恥ずかしい、嫌われるかもなんて思わないで、自分の思いを素直に伝え続けるべきだ。
小さく深呼吸をして彼の部屋へ向かおうと歩き出したが、すぐに足が止まる。
とっくに部屋に入っていると思っていた大翔が、ドアに寄りかかって私を待っていたのだから。
「え、大翔?」
驚く私に向かって彼は両手を広げた。
「よかった、このまま俺のところに来てくれなかったらどうしようかと思った」
「なによ、それ」
なんて悪態をつきながらも、私は彼の胸の中に飛び込んだ。
「もっと大翔と一緒にいたい」
「あぁ、俺もだ」
そう言うと大翔は軽々と私を抱き上げ、部屋のドアを開けて中に入る。明かりを灯した彼は真っ直ぐにベッドルームへ向かった。
心臓が高鳴る中、大翔は優しく私をベッドに下ろす。そしてすぐに覆い被さってきた。
「桜花……」