不本意ですが、天才パイロットから求婚されています~お見合いしたら容赦ない溺愛に包まれました~【極甘婚シリーズ】
あのお兄ちゃんが? それこそ入学式で雪乃さんと出会ったんだもの、本当の一目惚れってやつなの?
信じられずにいる私に雪乃さんは笑みを零しながら続けた。
「栄臣曰く、ひと目見て私と将来結婚するって確信したんだって。もちろん私も桜花ちゃんと同じで、すぐには信じられなかったわ。でも、毎日のように告白されて、どれだけ私を好きか聞かされ続けたら簡単に絆されちゃったのよね」
照れ臭そうに話す雪乃さんが可愛くて、聞いているこっちがドキドキしてしまう。
「歴史ある呉服店の店主になるための努力を惜しまない人で、家族思いの優しい人だと知って。好きにならない理由がないと思わない?」
「……そうですね」
そこは妹としてもすごく尊敬をしている。早くに両親が亡くなり、私と祖母を常に気にかけてくれて、子供のうちから兄は店主になるための勉強を続けてきた。
だから雪乃さんが兄のことを理解して好きになってくれたことが嬉しい。
「だから大翔君の気持ちに嘘はないと私は思う。現に一目惚れから結婚して、今は子供も授かり、幸せに暮らす私たちがいるでしょ?」
「たしかに」
信じられずにいる私に雪乃さんは笑みを零しながら続けた。
「栄臣曰く、ひと目見て私と将来結婚するって確信したんだって。もちろん私も桜花ちゃんと同じで、すぐには信じられなかったわ。でも、毎日のように告白されて、どれだけ私を好きか聞かされ続けたら簡単に絆されちゃったのよね」
照れ臭そうに話す雪乃さんが可愛くて、聞いているこっちがドキドキしてしまう。
「歴史ある呉服店の店主になるための努力を惜しまない人で、家族思いの優しい人だと知って。好きにならない理由がないと思わない?」
「……そうですね」
そこは妹としてもすごく尊敬をしている。早くに両親が亡くなり、私と祖母を常に気にかけてくれて、子供のうちから兄は店主になるための勉強を続けてきた。
だから雪乃さんが兄のことを理解して好きになってくれたことが嬉しい。
「だから大翔君の気持ちに嘘はないと私は思う。現に一目惚れから結婚して、今は子供も授かり、幸せに暮らす私たちがいるでしょ?」
「たしかに」