愛されていない人質妻ですが、敵国王子の溺愛を所望中!
 たまらずそう声に出すと、どこか上機嫌で「わかった」と短く答えたアルドの手が私の下着を掴む。

「あ……ッ!?」

 そのままあっさりと脱がされた私が驚いたのも束の間、私の両膝を大きく左右に割り私の秘部が彼の眼前で露になった。

「な、や、待……っ」

 焦って足を閉じようとするが、アルドの体が邪魔をし閉じることが出来ず、ならばと慌てて手で隠そうと両手を伸ばすがあっさりと右手で纏めて掴まれてそれも叶わなかった。

「やだやだっ、だめ、アルド……!」

 必死に顔を振って抵抗するが、そのまま私のソコへとアルドが顔を埋める。
 ふっと彼が息を吹き掛けると、それだけでゾクッとし、頭の奥が痺れたように感じた。

“嘘、まさか……!”

「溢れてるな」
「ひんっ」

 蜜壺から溢れる愛液を舌先で掬うように熱い舌で舐められると、指とは違うその少し弾力のある感触に驚く。

 いけないことをさせてしまっているような背徳感と、言い表せない快感が私の中でせめぎ合い、私はただただ声にならない声を溢れさせていた。

「セヴィーナのここ、どんどん溢れてくるな」
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