愛されていない人質妻ですが、敵国王子の溺愛を所望中!
 あまりにも上手く行き過ぎている気がしたが、それでも喜ばしいことは祝うものなので私はその場から少しずつ離れる。

 このまま見続けるだなんで、それは野暮というものだと思ったからだ。

 まさかこの後の言葉が、永遠を誓う言葉ではなく別れの言葉だなんて思わなかったから。
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