愛されていない人質妻ですが、敵国王子の溺愛を所望中!
「そ、それはこちらのセリフですわ!」
「えぇっ!?」
そしてカッと目を見開き勢いよく立ち上がった王女にぽかんとする。
「お兄様がどんな性癖を持っているか、今初めて知りました」
「……、へ?」
「多少特殊な性癖があったとしても、でも! その営みをお披露目するだなんてどう考えてもあり得ませんわ!」
「い、営みをお披露目……!?」
何故そんな話になったのか。
訳がわからず混乱している私の隣までツカツカと近寄った彼女は、その勢いのまま両手をぎゅっと握りしめる。
「お義姉様のために、私がお父様からお兄様へ考えを改めるように言って貰えるよう伝えますわ」
「ッ、お義姉様……!?」
「そ、そのっ、お兄様とご結婚されたんですもの、お義姉様と呼ぶのが普通ではなくて?」
どこか恥ずかしそうな表情になった彼女に再び私の心臓がきゅんと高鳴る。
「あと、お義姉様もその……、私のことはモニカとお呼びくださいませね」
「愛称で呼んでいいの!?」
そして更にはそんなことを告げられ、私の心は歓喜に染まり『モニカ』という単語が脳内を占めた。
可愛い。
あまりにも可愛い。
「えぇっ!?」
そしてカッと目を見開き勢いよく立ち上がった王女にぽかんとする。
「お兄様がどんな性癖を持っているか、今初めて知りました」
「……、へ?」
「多少特殊な性癖があったとしても、でも! その営みをお披露目するだなんてどう考えてもあり得ませんわ!」
「い、営みをお披露目……!?」
何故そんな話になったのか。
訳がわからず混乱している私の隣までツカツカと近寄った彼女は、その勢いのまま両手をぎゅっと握りしめる。
「お義姉様のために、私がお父様からお兄様へ考えを改めるように言って貰えるよう伝えますわ」
「ッ、お義姉様……!?」
「そ、そのっ、お兄様とご結婚されたんですもの、お義姉様と呼ぶのが普通ではなくて?」
どこか恥ずかしそうな表情になった彼女に再び私の心臓がきゅんと高鳴る。
「あと、お義姉様もその……、私のことはモニカとお呼びくださいませね」
「愛称で呼んでいいの!?」
そして更にはそんなことを告げられ、私の心は歓喜に染まり『モニカ』という単語が脳内を占めた。
可愛い。
あまりにも可愛い。