愛されていない人質妻ですが、敵国王子の溺愛を所望中!
“しかも、その勘違いの性癖を陛下に事実として伝えられてお説教までされる未来がついてくるだなんて!”


「……アルド、ごめんなさいと、言っておくわね……」
「!? お、おまっ、今度は何をやらかしたんだ……!?」
「今はその、ごめんなさい、とだけ」
「吐け! 今すぐ何をしたのか吐いてくれ!!」

 一気に青ざめるアルドの顔を、私は最後まで見れなかったのだった。
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