愛されていない人質妻ですが、敵国王子の溺愛を所望中!
29.たまにはこんな、夜だって。
突然どうしたの、という言葉が私の口から出る前にすぐ塞がれる。
まるで酸素を奪うような荒々しい口付けが苦しくて思わず彼の胸を叩くが、アルドは片手であっさりと私の両手をシーツへと縫い付けるかのごとくベッドに押さえ付けた。
「なに……、ひゃっ!?」
夜着を一気に捲られ私の胸が露出する。
露になった胸元に顔を埋めたアルドが舌で私の乳首を転がすように弄ぶと、私の体がビクリと跳ねた。
「無理やりされているのに敏感だな」
「そんなことっ」
「あるだろ。この反応を知っているのは俺だけか?」
“何を言ってるの”
問われる意味も、問われた内容もわからない。
だって当たり前過ぎる。あの夜、私がアルドの下で純潔を散らしたことを彼が知らないはずなどないのだから。
そんな当たり前なことを問われ、何か言わなくてはという漠然とした焦燥感に襲われるが何を言えばいいかわからない。
混乱し戸惑っている私にお構い無しなアルドが舌先で弄んでいた乳首を強く吸う。
「ひ、や、ダメっ!」
その突然の強い刺激に思わず私が声を上げると、意外にもアルドはその行動を全て止めて両手を解放してくれた。
まるで酸素を奪うような荒々しい口付けが苦しくて思わず彼の胸を叩くが、アルドは片手であっさりと私の両手をシーツへと縫い付けるかのごとくベッドに押さえ付けた。
「なに……、ひゃっ!?」
夜着を一気に捲られ私の胸が露出する。
露になった胸元に顔を埋めたアルドが舌で私の乳首を転がすように弄ぶと、私の体がビクリと跳ねた。
「無理やりされているのに敏感だな」
「そんなことっ」
「あるだろ。この反応を知っているのは俺だけか?」
“何を言ってるの”
問われる意味も、問われた内容もわからない。
だって当たり前過ぎる。あの夜、私がアルドの下で純潔を散らしたことを彼が知らないはずなどないのだから。
そんな当たり前なことを問われ、何か言わなくてはという漠然とした焦燥感に襲われるが何を言えばいいかわからない。
混乱し戸惑っている私にお構い無しなアルドが舌先で弄んでいた乳首を強く吸う。
「ひ、や、ダメっ!」
その突然の強い刺激に思わず私が声を上げると、意外にもアルドはその行動を全て止めて両手を解放してくれた。