愛されていない人質妻ですが、敵国王子の溺愛を所望中!
必ずリヒテンベルンはメイベルク王国へと兵を送っている。
協力を要請する、そのために。
“そこへ紛れて国へ入るわ”
これでもリヒテンベルンの第三王女なのだ。
祖国のことはこの場にいる誰よりも詳しい。
「利用しようとする相手の懐が私の戦場よ」
「なら私も姫様に同行しよう。姫様より顔が知れ渡ってはいるが、だからこそ使える作戦もあるだろうよ」
「お、俺も妃殿下と同行いたします!」
「え?」
ジークが私についてくると言い出すことは予想していたが、まさかずっと黙っていたランドルまでもがついてくると言い出すとは思っておらずぽかんとしてしまう。
そんな私の表情を不満そうにジロリと睨んだランドルは、アルドへと向き直りガバリと頭を下げた。
「まだ実力は劣るかもしれません、それにリヒテンベルンのこともあまり知りません。ですが俺は妃殿下の護衛騎士です。ですので同行を許可してください」
「ランドルは選抜大会で実力を見せその任に就いたんだ、実力不足だと俺は思わない」
アルドの視線が私からランドルへと移り、彼をじっと見つめる。
「……妻を、頼む」
「はい!」
協力を要請する、そのために。
“そこへ紛れて国へ入るわ”
これでもリヒテンベルンの第三王女なのだ。
祖国のことはこの場にいる誰よりも詳しい。
「利用しようとする相手の懐が私の戦場よ」
「なら私も姫様に同行しよう。姫様より顔が知れ渡ってはいるが、だからこそ使える作戦もあるだろうよ」
「お、俺も妃殿下と同行いたします!」
「え?」
ジークが私についてくると言い出すことは予想していたが、まさかずっと黙っていたランドルまでもがついてくると言い出すとは思っておらずぽかんとしてしまう。
そんな私の表情を不満そうにジロリと睨んだランドルは、アルドへと向き直りガバリと頭を下げた。
「まだ実力は劣るかもしれません、それにリヒテンベルンのこともあまり知りません。ですが俺は妃殿下の護衛騎士です。ですので同行を許可してください」
「ランドルは選抜大会で実力を見せその任に就いたんだ、実力不足だと俺は思わない」
アルドの視線が私からランドルへと移り、彼をじっと見つめる。
「……妻を、頼む」
「はい!」