愛されていない人質妻ですが、敵国王子の溺愛を所望中!
 夜着ほどではないもののラフな部屋着のワンピースは、あっという間に私の上半身を露にした。

「相変わらず綺麗だな」
「そんなこと言われるとは思わなかった」
「そうか? 俺ははじめて見た時から思ってたけど」

 さらっと告げられた言葉にドキリと胸が跳ねる。

“いつも眉間に皺を寄せてたくせに”

 それでも、もしそれが本当なら嬉しいと思った。

 
「あと、柔らかいよな」
「んっ、も、もうっ」
「ダメか?」
「い、いいに決まってるでしょ!?」
「そうか、気持ちいいなら良かった」
「!!」

 私の胸を揉みながらクスッと笑うアルドにギョッとする。

「そういう意味じゃ……、わ、ひゃっ」

 そのままアルドが体重をかけるように私を組み敷き、胸元へと顔を埋めた。
 熱い彼の舌が乳輪をなぞるように蠢き唐突に先端を吸う。

「あっ、んん」

 ちゅぱちゅぱと乳首が吸われる音が漏れ聞こえ、彼の口内で舌が私の乳首を何度も弾いた。

「尖ってきたな」
「ば、ばかぁ、いちいち言わな……でぇ」

 ぢゅるっと強く吸われるとじんと頭の奥が痺れるような快感が私を襲う。
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