愛されていない人質妻ですが、敵国王子の溺愛を所望中!
 その溢れる色香にゾクリとし、きゅうっとナカが収縮する。

「……いいか?」

 あざとく小首を傾げる癖に、情欲を滲ませた獣のような彼の瞳が私を逃がす気はないと言っていて――

 ごくりと唾を呑み、小さく頷くと彼の反り返ったモノが私の蜜壺へとあてがわれた。

 くち、と粘りのある音と共に熱く固いものが触れ、それが彼のだと実感する。
 ぬぷりとゆっくりナカを押し広げるように彼のモノが埋め込まれると、その圧迫感に息を詰めた。

「ほら、ちゃんと呼吸しろって」
「あ、うんん」

 呼吸を促すように私の唇をアルドが舐める。
 下唇を食まれ、促されるまま口を開くと確かに少しだけ呼吸がしやすく感じた。

 
「セヴィーナのナカ、すごいうねってる」

 ぬぷぬぷと愛液を溢れさせながら彼が腰を進める。
 みちっと奥まで挿入されると、コツンと降りて来ていた子宮口の入り口をノックされてドキリとした。

“私に馴染むまで待ってくれているのかしら”

 気遣ってくれているのか、一向に動く様子のない彼をぼんやりと見つめる。
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