愛されていない人質妻ですが、敵国王子の溺愛を所望中!
 その音に混ざるようにじゅぽじゅぽと卑猥な水音も響き、耳からも襲われているような気になった。

 最奥を何度も何度も突かれ、視界の奥で星が舞う。
 頭の中が真っ白になり、ぐりゅっと子宮口の中にまで彼の先端が入り込むと、びゅくりとナカで彼のモノが震えるのを感じた。

 びゅくびゅくと放ち、最後の一滴まで零さないよう注ごうとゆっくりと抽挿される。

「あ、あぁ……、はぇ?」
「……、悪い、このままもう一回いいか?」
「――っ、――ッ!?」

 そのまま抜かれると思ったのに、私のナカで全て射精したはずのアルドのが再び芯を持ったことに愕然とした。

“でも、そんな顔で見られたら……”

 もう無理だと思う反面、愛する人に切実に求められる喜びを知ってしまった私の体は、きゅうっと下腹部が伸縮し彼のを締め付ける。
 それが答えだというように再びアルドが私を揺すると、また私の口からは甘い嬌声が溢れたのだった。
 
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