愛されていない人質妻ですが、敵国王子の溺愛を所望中!
 可愛い、と再度言葉にしようとした私の口がまた唇で塞がれ、挑発的な笑みを向けられるともうどちらからとかわからないくらい深い口付けを何度も交わす。
 じゃれあっているようなこの時間が堪らなく幸福で、そしてこれが私の勝ち取った幸せなのだと思うと誇らしさすら感じた。



 きっとまだまだ問題は沢山あるのだろう。
 それでも彼とならきっと乗り越えられるから。


 私はこれからの幸せな日々に想いを馳せて、最愛の人から与えられるその愛に心を委ねたのだった。
< 340 / 340 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:4

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

表紙を見る
表紙を見る
表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop