花火のように咲く、君の笑顔が見たいから
「結局なんだったんだろう…」
置いてけぼりになってしまった私の独り言に唯が「ん?想乃どうかした?」と聞いてくるがううんと返して私も席に着いた。

宙くんが何を言いたかったのか気になりながらも私は授業に集中した。
午前が終わり、午後は修学旅行のことについて決める時間だった。それぞれ今決まっている班でまとまり話を進めていく。

続々と周りの生徒達も班が決まっているようだけれど私達の班はもう一人をどうするかを考えていた。

「んー、あと一人どうしよう…」
唯が悩んでいると
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