情炎の花〜その瞳に囚われて〜


『ああ。だからそこはちゃんと言っといた。あとお前、背中見せてないんだって?』

「まぁ。怖がらせたくないし」

『凪ちゃんなら大丈夫だろ』

そうか…

「まぁ。そのうち」

『今日にでも見せちまえ』

「急におかしいだろ」

『いや風呂上がりとか』

「服着るし」

『そこはどうとでもなんだろ』

「なんか言ってたんか?」

やたら見せろってなんだよ。

『いや。俺の見せたから』

「は?」

『違う違う! 写真だって!』

「とりあえず、一旦お前んち行くわ」

『へーい』

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