情炎の花〜その瞳に囚われて〜


そしてまた玄は下の蕾を指で転がす。

「あっ…はぁっ…」

これまで感じた事のない圧迫感に更に刺激が足される。

おかしくなりそう。

「動くぞ?」

そう言うと動かなかった玄がゆっくりと動き出した。

「んっ…あんっ…」

何これ。

「悪い。ダメだわ。お前の中、ヤバいわ」

玄はそう言って私の脚を腕に抱えると、ガンと奥に突き上げるように動き出した。
律動が速くなり頭の中が真っ白になる。

「んあっ…!はぁっ…」

「くっ…凪っ…」

私の名前を耳元で囁かれ、背中に電撃が走ったかのようにゾクゾクっとする。

「あっ…んっ…」

「凪っ…」

「玄っ…」

そして一体どのくらいの時間こうしていたのかわからないくらい、繰り返す律動のすえに玄がイクぞという言葉を漏らしたのを最後に、何かが弾けたみたいになって、私はそのまま意識を手放した。
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