情炎の花〜その瞳に囚われて〜
そしてキスをしながら向きを変えられ仰向けになると、胸を持ち上げるように揉みながら、頂点の頂きに口付け、舌を器用に動かして蕾を甘く噛まれた。

「はぁんっ…」

昨日よりも玄の動作が激しい。
全部食べられてしまいそう…

身体中にキスを這わせ、チクっという感覚に私もピクっと反応してしまう。

すると片脚を持ち上げられる。

「え…やだ…」

恥ずかしい。こんなの丸見えだよ…

「いいから」

そう言って私を見下ろしながら持ち上げた脚に舌を這わせる玄。
その姿はまるで今から捕らえた獲物を食べる前に、味見をする獰猛な猛獣のようにも見えた。

目もそらすことができずただその妖艶な表情に見惚れてしまう。
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