情炎の花〜その瞳に囚われて〜
「大丈夫。普通だから」

玄がどんな事したのかは知らないけど、まぁさすがに凪ちゃん相手に変な事はしてないだろ。

「わ、わかった」

「そう言えば、玄の見せてもらった?」

「見た! 背中だけだと思ったら、あんなにたくさんあったんだね」

ははは。
俺の最高傑作だぞ。

「傷も見た?」

「見た。でも全然わかんないねアレ」

案外ケロッとしている。
やっぱり玄の考えすぎだったか。

「全部綺麗だった。本当に。芸術作品だねアレ」

「だろ?」

「うん。彪くんて、凄いんだね。感動した」

めっちゃ褒めるじゃんかよ。

「ははは。俺にはこれしかないから。凪ちゃんのポールダンスと一緒だよ」

「そっか。私も練習しないと。彪くん。やっぱり私カバーのやつしたい」

「おお。おっけ」
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