情炎の花〜その瞳に囚われて〜
そしてクルッと向きを変えられ、またテーブルに乗せられると両脚を持ち上げられ、正面から玄が入ってきた。

「あっ…んっ…」

口を噛み付くようなキスで塞がれる。
息がっ…

玄…
何が不安なの…?

「玄っ…」

「凪っ…愛してる」

強く抱きしめられお腹の奥から迫り上がる衝動が弾けると、そのまま私は天を仰ぐように身体をしならせた。

「はぁ…はぁ…」

玄は私を抱きしめたまま動かない。

「凪。最高なショーだった」

え…?

「あ、うん。ありがとう」

玄は私の首元に顔をうずめたまま話す。

「…嫉妬した」

「嫉妬?」

コクっと頷く玄。
え…かわいい。

「俺の凪なのに、アイツらと共有するなんて…無理だ」

「共有って何?」

急に強い口調になった私に玄は顔をあげる。
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