情炎の花〜その瞳に囚われて〜


「お前今日寝てっ時うちに来い」

馬鹿やろうだコイツは。
何が嬉しくて二人で寝てる時に忍び込まなきゃいけねぇんだよ。

「そういうのは、お前がすんだよ」

「なにで測んの?」

あ?
俺はまた携帯で調べる。
たくよ。

「紐だと」

「わかった」

本当にコイツはあの冷徹非道な若頭か?
本当笑える。

「うまくいくといいな」

「ああ」

それだけ言って玄は帰って行った。

ほんっとに。
凪ちゃんの事になると人が変わったみたいによ。

頑張れ玄。

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