情炎の花〜その瞳に囚われて〜
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あっという間に四月十六日がやってきて、前もって記入した婚姻届をもち、必要な書類なども揃えるため役所へ玄と向かう。
車から降りれば、いつも通り注目される玄。
まぁ、そうだよね。
今日も今日とて、ビシッとスーツを着てモデルさながらの佇まいを披露している。
一方私はというと、なんとなくちゃんとした方がいいのかと思って、黒のタートルネックのタイトめな薄手のニットを黒のミモレ丈のタイトスカートにインした服装。
髪は後ろにひとまとめにしている。
胸元にはダイヤのネックレス。
そこにヒールを合わせた。
「行くか」
私の腰に手を回してエスコートするように歩きだした。
そして戸籍の書類をもらう。
え…?
私はその書類を見て玄を見上げる。
「私だけになってる…」
あっという間に四月十六日がやってきて、前もって記入した婚姻届をもち、必要な書類なども揃えるため役所へ玄と向かう。
車から降りれば、いつも通り注目される玄。
まぁ、そうだよね。
今日も今日とて、ビシッとスーツを着てモデルさながらの佇まいを披露している。
一方私はというと、なんとなくちゃんとした方がいいのかと思って、黒のタートルネックのタイトめな薄手のニットを黒のミモレ丈のタイトスカートにインした服装。
髪は後ろにひとまとめにしている。
胸元にはダイヤのネックレス。
そこにヒールを合わせた。
「行くか」
私の腰に手を回してエスコートするように歩きだした。
そして戸籍の書類をもらう。
え…?
私はその書類を見て玄を見上げる。
「私だけになってる…」