情炎の花〜その瞳に囚われて〜
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〜彪side〜

今日はすっかり腹も大きくなった凪ちゃんが買い物に行くというので俺も一緒に付き合う事になった。

まぁ、荷物持ちだな。
ははは。

意外と凪ちゃんは人使いが荒い。

「凪ちゃん、そろそろかな?」

「うん。たぶん。彪くん名前決めた?」

「候補は絞った。あとは顔見てから決めようと思って」

そう。なんと玄と凪ちゃんは俺に子供の名付け親になれと言ってきた。

これは非常に責任重大だ。
言われた時は驚いたがめちゃくちゃ嬉しかった。

「ふふ。楽しみ」

そして買い物も無事に済んで、凪ちゃんの家に戻り買ったものをしまったりと家政婦並みに動く俺。

自分でも笑う。

そしてリビングのソファに座っている凪ちゃんに呼ばれた。

「彪くん。お腹…痛い」

まじ?

「ついにきたか?」
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