情炎の花〜その瞳に囚われて〜
その後、病院に向かいベッドで痛みと戦う凪ちゃん。

頑張れ。
もう少しだ。

玄も献身的にサポートしている。

そしてついに分娩台へ移動した。

「凪ちゃん。頑張って」

「彪くん、来ないの?」

いや、さすがにそれは。

「凪、彪はここで待ってる。行こう」

玄が凪ちゃんを支えながら声をかける。

「行ってくるね」

「ああ。待ってるな」


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