情炎の花〜その瞳に囚われて〜
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また来てる。
初めてステージにたった日から、あの彼はたびたびここに来るようになった。
その度に目が合う。
ただそれだけ。
いくら全力でパフォーマンスをしても、ニコっと笑ってみせても、彼は拍手をくれないどころか表情ひとつ変えない。
ただ鋭い瞳でまるで獲物を見つけたかのようにジッと見つめる。
私も私で彼と目が合うと何故かすぐにそらすことができない。
自然と練習にも力が入ってしまう。
なんで拍手してくれないのだろう。
何で微笑み返してくれないのだろう。
あんなに真っ直ぐに私を見てるのに。
いつも私のショーだけを見て男の人と一緒に帰っていく。
気になる。
気になって仕方ない。
また来てる。
初めてステージにたった日から、あの彼はたびたびここに来るようになった。
その度に目が合う。
ただそれだけ。
いくら全力でパフォーマンスをしても、ニコっと笑ってみせても、彼は拍手をくれないどころか表情ひとつ変えない。
ただ鋭い瞳でまるで獲物を見つけたかのようにジッと見つめる。
私も私で彼と目が合うと何故かすぐにそらすことができない。
自然と練習にも力が入ってしまう。
なんで拍手してくれないのだろう。
何で微笑み返してくれないのだろう。
あんなに真っ直ぐに私を見てるのに。
いつも私のショーだけを見て男の人と一緒に帰っていく。
気になる。
気になって仕方ない。