情炎の花〜その瞳に囚われて〜
そして外に出て車を盾に発砲していると、後ろに殺気を感じ振り向いた。

こいつ…
彪の親父だ。
なんでこんな所に⁈
まだ生きてやがったのか?

パァン!
銃声の音でまた前を向く。

「お前のせいだ! お前が彪をみつけたせいで…俺は…!」

その時だった。
横から何かが凄いスピードで俺を突き飛ばした。

俺は慌てて振り向く。


そこにはいるはずもない、俺が唯一惚れた女が倒れているではないか。

なんでだ!

なんでここにいる⁈

なんでお前が…
< 88 / 259 >

この作品をシェア

pagetop