情炎の花〜その瞳に囚われて〜
目覚め
〜凪side〜
「凪! 凪! いつまで寝てるんだい! さっさと起きるんだよ! この役立たず!」
祖母が怒鳴り散らしている。
「あんた、こっちにのこのこ来る気かい⁈」
え?
「ダンスはもう辞めちまうのかい? まだまだ半端だって言ってんだよ!」
半端って…
「お前。拍手もらったのかい? あの人に」
あの人…?
「そんな半端もんが、こっちに来るなんて、許さないよ!」
祖母はだいぶご立腹だ。
「あ、お金。ありがとう。おかげで生き延びられたよ」
「何言ってんだか。あたしゃそんなの知らないよ」
嘘ばっかり。
ちゃんと私の名義で通帳作っててくれたじゃん。
あのお金があったからなんとかできた。
「いいから、さっさと起きな!」
「凪! 凪! いつまで寝てるんだい! さっさと起きるんだよ! この役立たず!」
祖母が怒鳴り散らしている。
「あんた、こっちにのこのこ来る気かい⁈」
え?
「ダンスはもう辞めちまうのかい? まだまだ半端だって言ってんだよ!」
半端って…
「お前。拍手もらったのかい? あの人に」
あの人…?
「そんな半端もんが、こっちに来るなんて、許さないよ!」
祖母はだいぶご立腹だ。
「あ、お金。ありがとう。おかげで生き延びられたよ」
「何言ってんだか。あたしゃそんなの知らないよ」
嘘ばっかり。
ちゃんと私の名義で通帳作っててくれたじゃん。
あのお金があったからなんとかできた。
「いいから、さっさと起きな!」