学園、フォーリンラブ
ジェットコースターは、

私は苦手で、レイは大丈夫みたい。

「昨日、ゆいちゃんと、しゅんのやつ

フルーツタルト食べたんだって、良いよな。」

とか

「担任の先生独身らしいぜ。」

とか

わりと、

どうでもいい他愛もない話をした。

もしかしたら、

気を遣ってくれたの

かもしれない。

ジェットコースターが出発する。

「こわいよ〜」

「大丈夫だよ俺が一緒にいるだろ。」

ジェットコースターが頂点にさしかかると、

怖くてレイの手を握ってしまった。

ジェットコースターは急降下。

「キャ~」

みほは遊園地中、響き渡るくらい、

大きな声で、叫んでしまった。

みんなは、ジェットコースターを降りたあと

それを、聞いていたのか、

ゲラゲラ笑っていた。

正直、恥ずかしい。
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