学園、フォーリンラブ
2時間目は、

英語だった。

これまた、私の苦手な教科だった。

ゆいが帰国子女で

中学までアメリカにいたのだ。

ゆい〜助けて。

先生が、教室に入るなり

「さっそく、授業を始める。」

「今日は昨日の出来事を英語ではなしてくれ。」

「佐藤。発表してくれ。」

えーーーーっ。

ムリ。

ゆい助けて!

と目線をゆいの背中に向けると、

ゆいが振り返って、気づいてくれた。

ゆいが、親指を立てると、

「先生、私が代わりに、、」



「i went shopping...」

と、流暢に話し始めた。

「thank you listening .thank you.」

としめくくると、

クラス中拍手、喝采。

すると!ゆいは振り返って、ピースサイン。

ゆい〜。

頼もしくて、可愛いぞ!

とふと気になることが、、

ゆいは、隣の席のしゅん君に、

宿題を教えてあげてるのたが、

何か教える時間が長いぞ、

ノート。

授業終わりに、

「ゆい、隣のしゅん君の

英語教えてあげてるんだよね?」

「うん。そうだよ!」

「宿題のお礼に今度ケーキご馳走になるの。」

「そっ、そうそれは良かったね。」

って、ゆいそれデートって言うんだよ!
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